最近ますます便利になってきている食材宅配サービス。小さなお子さんがいるご家庭にとって強い味方になっています。今回はコープデリとパルシステムの違いについてご紹介。新米ママに大助かりな離乳食便利商品はどちらが充実しているかなど、育児ママ目線でご紹介します。
コープデリとパルシステムの違いは?
関東圏で有名な生協の食材宅配サービスと言えば、コープデリとパルシステム。街中で可愛いキャラクターのついているトラックを見かける方も多いと思います。同じ生協じゃないの?何が違うの?と思っている方も多いはず。コープデリ・パルシステムの違いやそれぞれのおすすめポイントを紹介します。
宅配エリアの違い
・コープデリコープみらい:千葉県、埼玉県、東京都いばらきコープ:茨城県とちぎコープ:栃木県コープぐんま:群馬県コープながの:長野県コープにいがた:新潟県・パルシステム東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県栃木県、茨城県、群馬県、福島県山梨県、静岡県
扱っている商品、値段
コープデリ、パルシステムは生活協同組合(コープ)という大きな組織は同じですが、団体としては別物です。コープ商品として共通して扱っている商品はありますが、コープデリ・パルシステム共に独自の商品があります。コープデリは、2000点以上の商品が毎週取り揃えられており、食材はもちろん、日用品・布団・洋服なども購入することが出来ます。スーパーなどで購入出来るメーカー品の取り扱いも豊富にあるため、感覚としては一週間ごとに届くネットスーパーのような感じですね。商品自体の値段は、店頭購入よりも数十円高く設定されていますが、目玉商品が多く、スーパーより安いときもありますよ。パルシステムは商品自体の点数がコープデリよりも少ないですが、品質にこだわりのある商品が取り揃えられています。環境や体の健康に配慮された商品が多いのが特徴です。農薬や添加物を極力減らした、体に優しい商品が目立ちます。商品自体の値段は高めです。メーカー品の取り扱いは少ないので、メーカー品の商品が必要な場合はスーパーに買い物に行く必要もあります。
ここがスゴイ!
コープデリのスゴイ!ところは、とにかくなんでもある、というところ。スーパーやドラッグストアに行かずとも、細かくチェックしていれば大体は揃ってしまいます。そして、野菜が天候不順で価格が高騰しているときでも、金額が跳ね上がらないのも魅力。コープデリは専用の農家を持っていてコープデリの注文分だけ野菜を育て収穫する、というシステムを持っています。需要と供給のバランスが安定しているため、キャベツ一玉300円!というようなびっくりな値段にはなりにくいのです。パルシステムのスゴイ!ところは、農薬や放射能、添加物の基準が自社で定めた基準の為、国の基準よりも厳しい目で検査されています。どこで産まれたか、誰が育てられたかを重要視していますので、より安心・安全な食品を購入することが出来ます。特に野菜は、いま畑で収穫してきました!といえるほど新鮮で、ずっしり重く、味が濃いのが特徴。たまにスーパーで「こんなしなびたレタスが198円もするの?」とがっかりすることがありますよね。パルシステムの野菜は品質にかなりのこだわりがありますのでスーパーでたまに遭遇する「がっかり」はありませんよ。
子供がいる家庭の手数料
コープデリは妊娠中から子供が小学校へ入学するまでの手数料が無料です。個人宅配の場合は180円の手数料が取られますので、1ヶ月4週間あって単純計算すると、年間で手数料が8640円かかる計算になります。子供は何かと細々お金がかかりますから、これはかなり嬉しい制度ですね。対してパルシステムも手数料は180円ですが、ベイビー特典とキッズ特典があり、それぞれ割引が異なります。ベイビー特典は母子手帳交付~1歳未満の子供がいる家庭への特典。手数料が無料になります。1歳~小学校入学まではキッズ特典に切り替わり、5000円以上の注文で手数料が無料になります。
コープデリとパルシステム、離乳食におすすめなのは?
コープデリ、パルシステム共に、子育て応援にかなり力をいれており、離乳食やおやつは独自の商品が多く見られます。コープデリは簡単にささっと作れる離乳食アイテムが豊富です。冷凍のポーションになったおかゆや、小分けにされた冷凍うどんなどがあります。離乳食と言えばのうらごし野菜ですが、コープデリでの取り扱いは、かぼちゃ・枝豆・さつまいも・じゃがいもが多いです。便利は便利ですが、1つ1つのポーションが大きいので、1食に1つだとちょっと多いかなぁ、という量。冷凍ですから便利ではあります。対してパルシステムの離乳食は、瓶詰のレトルトにも有機野菜を使用するなどのこだわりがあります。パルシステムの離乳食は、風味・味ともにおいしいと評判で、キューピーの離乳食は食べないけど、パルシステムのだけは食べるというグルメな赤ちゃんもいるようです。無添加のだしや、有機野菜へのこだわりが詰まったレトルトなんですね。コープデリと同じく、うらごし野菜も揃っています。パルシステムのうらごし野菜はポーション1つ1つが小さいので、1食に1つという量です。私が一番助かると感じたのは、うらごし野菜にコーンが展開されていること。赤ちゃんはやっぱり甘いコーンが好きですから、これは助かりました。かぼちゃ、にんじん、じゃがいもは家でも出来ますが、コーンのうらごしはなかなか手間ですよね。コープデリでも赤ちゃんや子供向けの塩分控えめの商品や、無添加商品がありますが、農薬や添加物への取り組みなどを総合して考えると、パルシステムの方が離乳食作り・離乳食便利食品共に便利且つ、安全・安心・おいしい商品が多く見られます。
まとめ
コープデリ、パルシステム、両者共に違いがあり、メリット・デメリットがあります。一言で簡単におすすめポイントを言うと、コープデリは、働いているママ向け。簡単・便利な商品が多く、スーパーへ買い出しに行かなくても揃いますので、時間が無い方にはかなり助かります。もちろん、食品の品質はコープデリの定めた基準に基づいていますのでどれも安心・安全な食品です。パルシステムは時間やお金もかけてでも安心・安全なものを食べて欲しいというママ向けです。特に離乳食はパルシステムの方が使いやすく、味もおいしいのでおすすめ。幼児食のお子さんには臭みが全くない、こんせん牛乳が人気のようです。コープデリ・パルシステム共に、忙しいママにとっての強い味方となるのは間違いなし!ぜひ活用してくださいね。